2014年8月3日星期日

「はとバス」損害1億円

ホームページ(HP)の改竄(かいざん)といえば、かつてはデザイン改変など技術を誇示するものが目立った。しかし近年、目的は閲覧者の「個人情報の窃取」へと変貌(へんぼう)。HPにこっそりとウイルスを仕込むのだという。

 「御社のHPがウイルスに感染していますよ」

 東京観光の名物「はとバス」。運営会社の担当者は2月24日朝、顧客からの1通のメールに驚いた。すぐにHPを閉鎖して調査。次のようなことが判明した。

 2月18日午後9時48分、HPを管理・運営するサーバーが不正アクセスされ、同社と無関係な中国語の並んだサイトに転送されるようにウイルスを仕込ま れた。このウイルスは、3日後の21日午後11時3分になると自動的に発動し、HPを改竄するようプログラミングされていた-。

 一時閉鎖した24日午前10時50分まで、HPの閲覧は3日間で約7万5千件。閲覧者が最新のウイルスソフトを入れていたからなのか、被害報告はなかった。

 だが、専門家は「犯人が本格的な攻撃の前に、ウイルス感染時の企業の対応をリサーチする目的でウイルスを仕込むケースは少なくない」と指摘。対応が遅れていれば、大規模で深刻な不正アクセスが行われていた恐れがあったという。

 同社は事件後、セキュリティー対策に数百万円を投じた。HP再開まで約2週間の閉鎖中、ネット予約は全面ストップ。売り上げ減少などを含む損害は1億円規模に上った。
タオバオ代行

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